お知らせ

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2011年8月

2011.8.05

手描きの図面についてもう少しお話します。私は前にもお話ししたように、建築家吉村順三の作品が好きです。これまでに吉村作品の奈良国立博物館、川中島カントリークラブハウス、木曾カントリークラブハウス、八ヶ岳高原音楽堂を見ました。これらの手描きの図面は、同朋舎発行の「吉村順三建築図集」で見ることができます。どの図面もきっちりとミリ単位の一桁まで記されており、そのシビアさに驚かされます。吉村さんの言う「きもちのよい空間」はこうした寸法のおさえからできているのです。また別の書物には、何度も検討を重ね図面を描き直すのだとあります。その姿勢は私たちも学ぶべきだと思います。下の写真は、以前建築図集を見ながらトレースした軽井沢山荘の図面です。

軽井沢山荘平面図.JPG

2011.8.03

いまは建築図面はCADが主流ですが、私は手書き図面にこだわっています。最近の建築雑誌にも手描きの図面が載ることがあります。表現に味があるし、見ていて飽きません。私は設計図を手描きで描く速度と、頭の中で考える時間がうまく合っていると感じるのです。下の写真は吉村順三設計の八ヶ岳高原音楽堂の手描き図面です。

吉村順三建築図集(八ヶ岳高原音楽堂)1.JPG

 

 

 

 

 

 

2011.8.02

6月19日の日曜日に八ヶ岳高原音楽堂を見に行ってきました。建築家吉村順三さんの晩年の作品です。駐車場から木立の中の遊歩道を下って、芝生の中に建つ音楽堂と出会いました。これまで雑誌の写真で見ることはあったのですが、実物は初めてでしたので感激でした。遠くから眺めたり、窓に顔をつけて室内を見たり………。建物のスケール感、プロポーションは実際の建物を見ることによってその素晴らしさを感じました。屋根の形態も八ヶ岳をイメージしておりいい形でした。1988年の竣工ですから吉村さん80歳の時の作品ということになりますが、とても年齢からは想像できない建物でした。